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元パイロットの私が電動紙飛行機を始めた理由

いま、航空業界ではパイロットが不足しています。ANAやJALなどの民間企業だけではなく、自衛隊はも ちろん、ドクターヘリや防災ヘリを操縦するパイロット も十分確保できているとは言えない状況です。 「紙飛行機で遊ぶことが大好きだった少年がパイロット になった」という自分の経験を生かして、電動紙飛行機フライベリーを制作し、飛ばし方を教える中で、パイロットという職業や航空業界そのものに 興味をもつきっかけになれば......と考えています。 私が電動紙飛行機を制作するにあたり、まず目 指したのは「子どもが作っても飛ぶ紙飛行機」です。パ イロット時代に子どもを対象とした航空教室を開催した 経験から、飛ばない紙飛行機では子どもがまったく興味 を示してくれないことに気づいていたからです。 また、いまどきの子どもはゲームやYouTubeな どの影響でビジュアルに対する目が肥えているため、た とえば割り箸にプロペラを付けた竹ヒゴの飛行機では「ダ サい!」と言う子もいました。そこで見た目にインパクトが大切と思い、半年 くらい試行錯誤を繰り返し、子どもの興味を惹くような デザインで、なおかつ子どもが作っても飛ぶ飛行機の制作を目指しました。 その結果、フライベリーには、翼のキャンバー部分が 自然にカーブするように設計し、子どもが 作っても飛ぶような工夫が随所に施しました。さらに教材としての利活用を考え、子どもたちが自身でハサミやカッターなどの道具を使 って教材を切り、それを組み立てるという体験をしてもらいたいと「あえて手間のかかるキット」にしたのです。


KM-77試作機 1号

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